2024年度予算および事業計画について、2024年2月22日開催の第187回組合会で承認されましたのでお知らせいたします。
2024年度当健保組合の予算は、収入・支出はそれぞれ49億6,499万円、うち経常的な収入は45億9,543万円、経常支出は47億6,445万円となりました。2023年度から保険料率を引き上げたにもかかわらず、2年目にして経常収支▲1億6,902万円の赤字という非常に厳しい予算です。
主な要因は、2017年度以降コロナ期を除き医療費が急激に増え続けていることと、コロナの影響でここ2年ほど減っていた納付金(※)が元の水準に戻ったことの2点です。2024年度の健康保険料率(8.24%)および事業主と被保険者の負担割合(464:360)は現行のまま変更いたしません(調整保険料率は1.38%になりますので内訳は変更になります)が、これらの傾向が変わらない場合には、早ければ2025年度には再び保険料率を改定することになるかもしれません。
※納付金は、主に前期高齢者納付金・後期高齢者支援金から構成されます。前期高齢者納付金は、当健保組合の前期高齢者(65歳〜74歳)1人あたりの医療費・全国平均の前期高齢者加入率等をもとに算出します。そのため、当健保組合の前期高齢者の医療費が増加すれば増加し、当健保組合の前期高齢者加入者の割合が減っても増加します。後期高齢者(75歳以上)支援金は、後期高齢者の公的な医療制度である後期高齢者医療制度を支えるもので、今後も右肩上がりに増加すると予測されています。
この先さらなる保険料率引き上げを避けるためには、支出、とくに医療費の増加をなるべく抑えていく必要があります。少子高齢化の進展や医療技術の高度化によりやむを得ない部分もありますが、加入者の皆さまの健康管理や医療費への関心の高まりが医療費の適正化につながり、ひいては加入者の皆さまが負担する保険料の上昇抑制にもつながります。
慶應義塾健康保険組合では、皆さまの健康および健康管理のための保健事業(下記)を行っておりますので、ご自身ご家族の健康増進にぜひお役立てください。
収 入 |
科目 | 予算額 |
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保険料 国庫負担金等 調整保険料 * 繰越金 * 準備金繰入 * 別途積立金繰入 * 補助金等(経常的でないもの)* 補助金・利子収入・雑収入・その他 |
4,579,352 1,050 80,699 248,734 0 0 40,137 15,025 |
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合計 | 4,964,997 | |
経常収入合計 | 4,595,427 |
支 出 |
科目 | 予算額 |
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事務費 保険給付費
財政調整事業拠出金 * 営繕費 * 保険料還付金 連合会費・その他 補助金等返還支出金等(調整保険料還付含む)* 予備費 * |
71,205 2,540,591 2,438,924 101,667 1,923,121 633,168 1,289,944 9 223,999 80,699 8,800 3,500 2,037 59 110,986 |
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合計 | 4,964,997 | |
経常支出合計 | 4,764,453 |
収支差額 | 0千円 |
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経常収支差引額 | -169,026千円 |
※経常収支額は*を除く
※年間平均被保険者数(7,785人)で算出
なお、任意継続被保険者の保険料算定に係る平均標準報酬月額については、こちらをご覧ください。特例退職被保険者の保険料算定に係る標準報酬月額は、320,000円(現行どおり)です。
介護保険については、2022年度に引き続き介護納付金額が大きく増加しなかったため、介護保険料率は1.80%のまま据え置き(負担割合は、事業主と被保険者1:1のまま)といたします。
収 入 |
科目 | 決算額 |
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保険料 繰越金 利子収入等 |
664,116 0 3 |
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合計 | 664,119 |
支 出 |
科目 | 決算額 |
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介護納付金 還付金 予備費・その他 |
623,911 569 39,639 |
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合計 | 664,119 |
収支差額 | 0千円 |
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