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2023年度予算(健康保険料率の変更)と事業計画について

2023年度予算(健康保険料率の変更)と事業計画について

2023年度予算および事業計画について、2023年2月22日開催の第183回組合会で承認されましたのでお知らせいたします(保険料率および負担割合の変更については、関東信越厚生局への認可申請中)。

2023年度予算においては、ここ数年経常的な赤字が続いていたうえにコロナ以降の医療給付急増により経常収支が急激に悪化したこと、また準備金・別途積立金からの取り崩しも限界となったことから、保険料率を6.9%から8.24%に引き上げる計画といたしました。また事業主と被保険者との負担割合は、現在の41:28(およそ3:2)から464:360(およそ4:3)に変更になります。
(在職者平均の標準報酬月額47万円の方の健康保険料は月32,430円(うち被保険者負担13,160円)から38,728円(うち被保険者負担16,920円)になります。)

予算としては、総収入・総支出はそれぞれ46億2,075万円、うち経常的な収入は44億8,219万円(前年度予算比7億4,447万円増)、経常支出43億7,015万円(前年度予算比2億6,090万円増)となりました。医療費(保険給付費)が2021年度に引き続き大きく伸びると見込まれる一方で、コロナの影響で納付金の伸びが抑えられたため、経常収支差額は1億1,204万円となり、数年ぶりに経常黒字を確保できる見込みです。ただし、支出のほとんどを占める医療費(保険給付費)と納付金は増加し続けると考えられるため、今後については予断を許しません。

この先さらなる保険料率引き上げを避けるためには、支出、とくに医療費の増加をなるべく抑えていく必要があります。少子高齢化の進展や医療技術の高度化によりやむを得ない部分もありますが、加入者の皆さまの健康管理や医療費への関心の高まりが医療費の適正化につながり、ひいては加入者の皆さまの保険料の上昇抑制にもつながります。

慶應義塾健康保険組合では、皆さまの健康および健康管理のための保健事業(下記)を行っておりますので、ご自身ご家族の健康増進にぜひお役立てください。

保険給付費および納付金の推移

保険給付費
納付金

収入支出予算の概要

健康保険分(千円)


科目 予算額
保険料
国庫負担金等
調整保険料
繰越金
準備金繰入
別途積立金繰入
財政調整事業交付金
補助金等追加収入等(補助金等追加収入+不要財産等受払)
国庫補助金(特定健診・保険指導等)
利子収入・雑収入・その他
4,468,606
1,044
77,130
10,518
0
0
22,000
28,912
951
11,593
合計 4,620,754
経常収入合計 4,482,194

科目 予算額
事務費
保険給付費
  • 法定給付費
  • 付加給付費
納付金
  • 前期高齢者納付金
  • 後期高齢者支援金
  • その他(退職者給付・老健拠出金等)
保健事業費
財政調整事業拠出金
営繕費
保険料還付金
連合会費・その他
補助金等返還支出金等(調整保険料還付含む)
予備費
63,382
2,356,128
2,260,737
95,391

1,701,201
437,170
1,264,012
19

244,478
77,130
9,840
3,000
1,964
47
163,584
合計 4,620,754
経常支出合計 4,370,153
収支差額 0千円
経常収支差引額 112,041千円

※経常収支額はを除く

被保険者1人当たりでみると(円)

収入
収入合計(円グラフ)
支出
支出合計(円グラフ)

※年間平均被保険者数(7,738人)で算出

なお、任意継続被保険者の保険料算定に係る「平均標準報酬月額」については、「こちら」をご覧ください。特例退職被保険者の保険料算定に係る「標準報酬月額」は、「320,000円」(現行どおり)です。

介護保険分(千円)

介護保険については、2022年度に引き続き介護納付金額が大きく増加しなかったため、介護保険料率は1.80%のまま据え置き(負担割合は、事業主と被保険者1:1(0.90%ずつ)のまま)といたします。


科目 決算額
保険料
繰越金
利子収入等
679,903
0
3
合計 679,906

科目 決算額
介護納付金
還付金
予備費・その他
661,965
569
17,372
合計 679,906
収支差額 0千円

2023年度 事業計画

  1. 特定健診・特定保健指導
    特定健診受診率向上(対象地域の増加)
    特定保健指導実施率向上(広報の強化)
  2. 保健指導宣伝
    健康関連情報・適正受診情報の提供
  3. 疾病予防事業
    受診率向上(未受診者への受診勧奨)
  4. 体育奨励支援
    球技大会復活・ウォーキング等参加者増加
  5. 直営保養所
    あり方等について検討
  6. 契約保養所
    ラフォーレ倶楽部・プリンスホテル&リゾーツ・三井不動産系ホテル ・リロクラブ
  7. 常備薬の斡旋
    日常の健康管理・疾病予防およびセルフメディケーション推進の一環として年2回実施(6月下旬・1月中旬予定)
    ※リロクラブ会報誌に申込案内を同封いたします。

詳細は「こちら」をご覧ください。

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