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2022年度収入支出決算報告

2022年度収支決算が第184回組合会で承認されました。

2022年度の当健保険組合の決算は、一般勘定では収入44億7,603万1千円に対し、支出42億4,683万5千円でした。別途積立金等からの繰り入れ等を含まない経常収支で見ると、経常収入37億9,327万8千円に対し経常支出支出41億6,927万円、経常収支差引額は3億7,599万2千円と、2020年度・2021年度に引き続き約4億円の大幅な赤字となりました。

経常収支を項目別に見ると、収入は、保険料収入が被保険者数の増等により若干増加しました。一方支出は、保険給付費(医療費)が22億930万2千円(前年度比2億204万7千円・10.7%増)と前年度に引き続き大きく増加しました。納付金はコロナ期の影響もあり16億9,827万5千円(前年度比2億1,569万円・11.3%減)と減少しました。義務的経費であるこれら2つの合計額は、前年度より若干減少したものの前年度同様に経常収入を超えており、別途積立金の取り崩しによる補填なしに健診等の保健事業等を実施することができない状況は変わりません。

2023年度の保険料率改定により収支の不均衡は是正される見込みですが、医療費の増加スピードが変わらない場合には、近いうちに再び料率改定を検討しなくてはならなくなるかもしれません。皆さまには引き続き、医療費の適正化にご協力をお願いいたします。

収入支出決算の概要

健康保険分(千円)


科目 決算額
保険料
国庫負担金
調整保険料
繰越金
繰入金
財政調整事業交付金
国庫補助金
(特定健診・保険指導)
国庫補助金
(その他)
雑収入
(利子収入等)
雑収入
(その他)
3,762,027
1,040
79,355
27,116
500,000
64,122
1,631

10,257

28,580

1,903
合計 4,476,031
経常収入合計 3,793,278

科目 決算額
事務費
保険給付費
  • 法定給付費
  • 付加給付費
納付金
  • 前期高齢者納付金
  • 後期高齢者支援金
  • その他
    (退職者給付・老健拠出金等)
保健事業費
財政調整事業拠出金
還付金
  • 保険料
  • 調整保険料
営繕費
雑支出
  • 連合経費
  • その他
54,750
2,209,302
2,118,104
91,198

1,698,275
531,294
1,166,979
2


203,209
76,826
2,133
2,090
43

496
1,844
1,510
134
合計 4,246,835
経常支出合計 4,169,270
決算残金 229,169千円
経常収支差引額 -375,992千円

※経常収支額はを除く(還付金・その他は一部のみ)
※緑の項目は内数

被保険者1人当たりでみると(円)

収入
収入合計(円グラフ)
支出
支出合計(円グラフ)

※年間平均被保険者数(7,644人)で算出

介護保険分(千円)


科目 決算額
保険料
繰越金
国庫補助金受入
667,903
0
0
合計 667,903

科目 決算額
介護納付金
還付金
619,786
142
合計 619,928
決算残金 47,975千円

保険給付費および納付金の変化

保険給付費および納付金の変化

※健康保険組合は、高齢者医療を支える前期高齢者納付金、後期高齢者支援金と退職者医療制度の財源として多額の納付金を支払っています。2023年度以降は団塊の世代の75歳到達により、とくに後期高齢者支援金のさらなる増加が予想されます。

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